新型コロナウイルス感染症

   2022年1月14日現在、オミクロン株が猛威を振るい始め、全国で1日の新規感染者が2万人を超えている状況です。アメリカでは、1日の感染者が140万人を超えており、EU諸国も同様の状況が続いています。しかしながら、重症者は比較的少ないことから、経済など社会活動に強い制限はかけられていないようです。我が国も、従来の隔離政策を取り続けると、エッセンシャルワーカーが不足し、社会のさらなる混乱を招きかねず、政策の転換をせまられています。医師の立場から見ても、オミクロン株は従来型のインフルエンザとよく似た病態と思われるので、近い将来、感染症の第5類(インフルエンザなど)に変更されるのではないかと推測しています。
   現時点での発熱患者さんに対する対応:

        院内トリアージ(当院では、車内で診察をさせていただきます)行った上で、抗原検査あるいはPCR検査を行っています。
            
               抗原検査:15分で結果が判明しますが、発症後2日間を経過した患者さんにおいては診断制度が高い。

               PCR検査:微量なウイルスでも、増幅することによって検出するので、
                 無症状の人でも診断することが可能。
                 最近では、検体採取から半日〜1日で結果が判明します。

          治療としては、
抗ウイルス経口薬「ラゲブリオ」服用する。